OK | All Correct から。撮影の本番が終わり、監督の「OK!」の声を聞くとホッとする。(対語NG) |
大道具 | セットの立て付けや、木・岩など大きなセットを扱う部署の事。そのスタッフの事を「大道具さん」と呼ぶ。 大抵腰にフォルダーをつけて金槌(ナグリ)をぶら下げている。 |
オーバーラップ | 脚本ではO.Lと書く。画面のつなぎ方の一つで、前の画面が次第に消えていき、次の画面が重なって現れる効果。 ディゾルブとも言う。 |
大部屋 | 映画界ではその昔、下っ端の俳優のいる大きな部屋のことを言った。こういうところに個性的な役者がいるものである。 |
おかま | フィルム撮影で、三脚のボールレベル雲台のこと。その形が釜に似ていることからそう呼ぶ。 |
お蔵 | 完成した作品が上映されずに倉庫に眠ってしまう事からきたありがたくない言葉。 例「俺の作品、またお蔵入りだよ」(とく談) |
押さえ | 照明用語で、キーライトの陰の部分がつぶれないようにする照明。例「押さえをあてて」 |
押す | 番組制作の予定時間をオーバーすること。 スタジオで、前に作業していたプロダクションの上がりが遅れ、次も遅れ、順に遅れることを「おせおせになる」などと言う。 |
落ち | 落語からきたもので、お話の最後に効果的に笑わしたり、話を落ち着かせる(まとめる)こと。下げとも言う。 |
オーディオ・ コメンタリー | DVD等で、音声の一部を使って、スタッフやキャストの解説を録音のこと。 |
音ズレ | 画と音がずれて同期していない状態。 |
オーディション | 映画・テレビなどにに出演する俳優を選ぶために開くテスト。 |
お二階さん | スタジオでの副調整室のこと。たいがいフロアーの二階にあるため。 映写機でフィルムを上映中に画面のフレームが真ん中にズレて、画面が上下二段に映ること。 |
オーバー | 度を超えていること。主に撮影において露出に失敗して画面が明るく写りすぎてしまったこと。 |
おはこ | 歌舞伎用語。「十八番」と書いてオハコと読む。ある俳優がもっとも得意とする演目、役柄、芸のことを言う。 その芸は大事にして箱にとっておくことから「お箱」とついた。最近カラオケではおはこのオンパレードにうんざり。 |
オフ | 中心から外れていること。画面から外れていること。休日のこともいう。 例「明日、やっとオフだよ」と思っていると携帯に連絡がくる。 |
オフ・マイク | マイクの芯からはずれて録音する事。遠い感じを出したり、画面に映ってない音を録音するときに使う。 例「オフでとっておいて」 |
オフライン編集 | 
ワークテープ等を利用し、編集データを作成するための編集。仮編集の事。
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オフレコ | 録音しない(使わない)発言や会話のこと。転じて内緒話しに使う。 |
オプチカル | オプチカル・プリンターの略。フィルムの光学録音方式のこと。 |
オープンセット | 野外セット。外で撮影するための施設。 |
オムニバス(形式) | 語源は乗合馬車からきているよう。 いくつかの独立した話しがひとつにつながっている作品のこと。 |
オリジナル | 原版、基素材のこと。略して『オリジ』(イントネーションを平板に読む) |
オールラッシュ | ラッシュプリント(撮影しっぱなしのフィルム)を撮影台本に合わせて編集したもの。 作品全体の構成を確認する。 |
オール | オール・スタッフ・ミーテイングの略。撮影前にスタッフ全員が集合して打合わせすること。 |
オリジナル | 原版、基素材のこと。略して『オリジ』(イントネーションを平板に読む) |
オン | 中心のこと。またはオン・マイクの略。マイクの指向性の中心に位置して音を録音する事。 例「もっとオンで録って」 |
オン・エア | 放送中の事。電波で出ている放送の事。 |
オンライン編集 | 
オフライン編集(エディットシート)を基にコンピュータを使用してVTR制御によりマスターテープをつくる 編集作業のこと。スタジオ代がかかる。
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オンリー | 別撮りの事。時間がない場合ややり直す時に、一人だけ残って別に撮影(又は録音)する。 用例:「後でオンリー録っておいて」 |