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映像用語辞典

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あ行か行さ行た行な行は行ま行や行ら行わ行
→か

画角(がかく)
カメラ上で、写真に写る範囲を角度で表したもの。
同じ撮影ポジションでも、レンズによって画角(写る範囲)が違う。ワイドレンズは画角が広く、望遠レンズは画角が狭い。

書き割り(かきわり)セットの背景として景色や建物などを描いたもの。背景画。
書き割りがうまいと、狭いセットが広く見えたり臨場感が出てよいが、ヘタだと「ドラゴンへの道」のコロシアム場面のように
バレバレでシラケてしまう。風景など遠くの景色を描いたものを「遠見(とおみ)」ともいう。
楽屋(がくや)舞台の裏にあって、出演する役者の出番待ちの場所。
控え室のこと。メイクしたり準備などをする支度部屋のこと。
楽屋オチ楽屋話しで笑わせること。
芸人仲間や業界を知らないと笑えないオチのことでもあるが、芸能界に限らず日常でも「内輪ウケ」のように使うことが多くなっている。この楽屋オチは、演者やスタッフ関係者にはウケるが、一般の観客や視聴者には理解できないと笑えないこと
から、笑いとしては低レベルのものとされ、芸人の禁じ手とされていたが、最近のテレビのバラエティ番組を見ていると、
この『楽屋オチ』ばかり多くなってきたような気がする。嘆かわしい!(筆者談)
カゴ(マイクかご)マイクに直接風があたらないようにするための風よけのカバー。ガンマイクに付けるもの。
「風防(ふうぼう)」とも「ウィンドスクリーン」とも言う。
普通はこのカゴだけだが、風が強いときはその上に「ウィンドジャマー」をかぶせる。
菓子折(かしおり)ギョー界用語というわけではないが、制作部のお供。
スムーズにロケができるように、場所や物をお借りするときは手みやげを持っていくとよい。
菓子折は誠意を表すものなので値段や中身に決まりはない。
が、「せんべい詰め合わせ」は値段が安い割に箱が大きいので都合がイイ。渡すタイミングは初めのあいさつの時が良い。
画質(がしつ)画像の質のこと。品質。
例えば、映画の場合、撮影された画面の明るさや暗さ、粒子の多い少ない、キズやゴミの付着などについて。
ビデオの場合はノイズや色合い、被写体の輪郭の色ズレ、ピントなどについてのこと。 (用例)「この作品、画質が悪いね」
肩ごし(かたごし)カメラ撮影(カメラショット)の呼び方のひとつ。手前に人物の肩を入れ込んで撮影すること。
略して「ごしショット」という。具体的には、手前人物の肩の上に被写体をとらえる構図のもの。

「肩ごし」と「肩なめ」は同じという考えが一般だが、実は意味合いは違う。「“ごし”と“なめ”の違いがわかるようになったら
演出家として一人前だ」と言われたことがある。だから、ここではあえて、その違いは伏せておきます。
肩なめカメラ撮影(カメラショット)の呼び方のひとつ。手前に人物の肩を入れ込んで撮影すること。
略して「なめショット」という。具体的には、手前人物の肩の横に被写体をとらえる構図のもの。

「肩なめ」と「肩ごし」は同じという考えが一般だが、実は意味合いは違う。「“なめ”と“ごし”の違いがわかるようになったら
演出家として一人前だ」と言われる。だから、ここではあえて、その違いは伏せておきます。ご自身でお考えください。
片目(かため)フィルムにはそれを送り出すための穴「パーフォレーション」が付いている。
16ミリフィルムの場合、そのパーフォレーションがフィルムの両側にあるもの(両目)と片側だけにしかないものと2種類ある。片側だけのものを『片目』と呼ぶ。

片目と両目は撮影内容によって使い分ける。
通常の16ミリ撮影では片目を使うが、線画やハイスピード、合成など、特殊な撮影には映像のブレが生じないように両目を
使う。

(用例・フィルム注文)
「5247(ゴーニーヨンナナ)の100フィート巻き、片目を5本ください」
先輩が用例のようにフィルムを注文しているのを聞いた新人助監督が、「片目」のことを『固め』と勘違いし、
フィルムを買うときに“固め”と“やわらかめ“ を選べると思っていた奴がいた。 ラーメンじゃないんだから…。
※(写真)片目と両目のフィルム
カチンコ
フイルム撮影において、ドラマなど同時に録音をとる時に、カット頭で打つための道具。
助監督の持ち道具(一番下の助監督が使う)。 別名「ボールド」
カチンコの構造は、拍子木(ひょうしぎ)のように音をたてる部分と、撮影場面などを記録するボード部分に別れる。撮影したフィルムと録音したテープ(音)を編集時に合わせる時のきっかけに使う。
日本製のカチンコは、方手で打つことができるように外国に比べて小さく軽くできており、拍子木の部分は桜の木を材料に
する。桜は木が固く音の響きがいい。白と黒のストライプが一般だが、近年カラー映画時代になって赤と白が作られるようになった。黒板(ボード)部分には、撮影するシーン番号を書き込む。

(用例)
S#1-2-3 (シーンいち、カットに、トラックさん)と読む。もっと略して(いちの、にの、さん)とも。
S#は場面を表す記号、カットは、その場面の頭から2番目のカットのこと、トラックさんは撮影した回数。
この場合3回目を撮影することになる。トラックを「テイク」と呼ぶ人もいる。
最近はビデオ撮影など画と音が同時に録音できるのでカチンコの必要はなくなっている。
しかしカチンコの音が芝居の切っ掛けになることや、現場が引き締まる効果があるためビデオドラマでも使うことは多い。
昔は美術部や大道具さんに作ってもらっていたり、チーフに格上げした助監督が若手にゆずったりしていた。
現在はネットで買うことが出来る。
※(写真)白黒、赤白、アメリカンタイプ

カチンコを叩く(打つ)カチンコは速く叩くのが良いと勘違いしている人が多いが、厳密にはそうではない。
良い叩き方は、『木と木が重なった瞬間がブレずに1コマで映っていることが大切』なのだ。
つまり、はじめは、拍子木の木と木が離れていている状態が見えること、次に離れていた木がピタリと重なってブレずに映ること。その次のコマでは、しっかり木と木が離れていること。そして逃げる。という、
どのコマで叩かれたか編集部がわかりやすいのが良い叩き方なのだ。
いくら速くてもブレた状態で映っていてはダメダメである。メリハリの効いた打ち方が本当のプロの技である。
以上のような状態で4~5コマで収めるのがベストといわれている。
カーチェイス車で追いかけっこをすること。カーチェイスのはじまりはスティーブ・マックィーン主演の映画「ブリット」だろう。
それまでも車の追いかけっこシーンはあったが、短いカットバックだったり、スクリーンプロセスなどでリアルさに欠けていた。
この映画ではじめてサンフランシスコの坂道を本物の車が猛スピードで疾走していて、その迫力とリアリティに観客は度肝を抜いたのである。
カット「カット」はいろんなケースで使われそれぞれ意味が違ってくる。
1.映画を構成するひとつの単位。
  (用例)「学校の場面は4カットでできています」
2.撮影を止める合図。
  (用例)ディレクター「はい、カット」
3.編集において、切り取り、削除すること。別名「オミット」
  (用例)「車の走りは面白くないからカッとしてくれる?」 
カットインひとつの流れの映像に途中で別の画面を割り込ませたり挿入すること。
フェードインやワイプなどの編集処理をしないで、カットとカットを直接つなげること。
用例「場面の頭はフェードインではなくカットインで始めよう」
カットバックふたつの場面の切り返し。
例えばAというカットとBというカットを交互につなぐこと。緊迫感を高める効果がある。
カット割りシナリオにあわせて撮影する画面を割ること(切ること)。主に監督の仕事である。
撮影前にカット割りをしてスタッフに伝えることで効率よい仕事が出来る。
現場で行うと判断に迷うし時間がかかる。監督だけでなくカメラマンと一緒に行うこともある。

カット割りのコツは完成した作品をイメージして行うことである。
これが正しいというカット割りはない。が、おさまりのよい(見ていて安心する)カット割りはある。
それは経験と感性によるもので、多くの映画を見たり自分で実際に編集して勉強するしかない。
金(かね)先立つもの。映画界でも同じ。まず予算(お金)が集まらなければ映画ははじまりません。
しかも、はじめてみると必ず足りなくなる。未だかつて制作費があまったという話しを聞いたことがない。
プロデューサーはスタッフに総額よりも少な目に言っておくと良い。
ガバチョ(ガバ)ガムテープの呼び名。
ガムテープを略してガムテとなり、ガムとなる。ただガムとは言いにくいし聞こえにくいのでガバと呼ぶようになり、その昔放送されていた「ひょっこりひょうたん島」のドン・ガバチョというキャラクターにひっかけてガバチョと言うようになった。
私が20年前、ジョークから言い始めたつもりがいつの間にかギョー界に広まった。(本当?)
かぶる重なること。(悪い意味で使われることが多い)同じ様なキャラクター(性格)がかぶる。
や、衣装の色が同じでかぶることもある。役者が重なって見えないこともかぶると言う。
また、フィルム撮影においては光が感光されたミスの状態をいう。
かぶり光を通さない黒い布。(表が黒で裏地が赤)
大型カメラでの写真撮影の時など、スリットに写った被写体を確認するときに、暗くして見やすいように頭から布をかぶって
撮影する。ファインダーから光がもれて感光するのを防ぐためにかぶることもある。
かぶりもの頭に乗せる物。
ちょんまげや金髪などの「かつら」のこと。
カポック照明の道具。発砲スチロール性の白い板。
レフのように光を反射させる時に使う。レフよりも拡散した弱い反射光になる。
発砲スチロールでできているため、風が強いと持ち方によっては割れることがある。
新人でカポックをよく割ってしまう男がいて、みんなから「ミスター・カポック」と呼ばれていた。
カマすはさむこと。かませること。
例「扉が動くので、何かカマしておいて!」
カットバックふたつの場面の切り返し。
例えばAというカットとBというカットを交互につなぐこと。緊迫感を高める効果がある。
紙コップ普通の紙コップのこと。
スタジオ撮影などでスタッフキャストなどの休憩用の飲み物をとるために用意される物。普通は一回使ったら捨てるのが常識だが、1日ロケしていて一人が何回も使う場合、いちいち捨ててはもったいないので紙コップにマジックで名前を書いて何度も使うことがある。そこで使ったコップを洗って吊すハンガーを使うことも多い。 …セコではないエコである。
ガムテ(ガムテープ)助監督の必需品のひとつ。
(もうひとつはパーマセル)ガムと略したりガバチョと呼ぶ人もいる。(→ガバチョ)
とにかく若い助監督はガムテープが好きである。片時も放さず何でもガムテープで処理する。紙袋が破れたらガムテを貼り、家のドアがはずれたらガムテープでで補修する。ガムテを長く切って縦に二つ折りにしてヒモのように(鞄の持ち手に)したり、助監督はガムテをうまく利用する。でも、何だか汚らしいんだな。
カメラ撮影機材の呼び名。
静止画と動画で機材が大きくわかれる。さらにフィルムに記録するのとデジタルとで機材がわかれる。古い映画屋さんには「キャメラ」と呼ぶ人が多い。写真機のことはカメラ、映画はキャメラと使い分ける人も多い。(撮影監督協会では「キャメラ」と呼ぶことを推奨している)
カメラ小僧レースクィーンやグラビアアイドルにむらがって写真をとる若ものたちの総称。
けっこう高価なカメラと望遠レンズを持っている。キャップ(帽子)のつばを後ろ向きにかぶっているのがベテラン。
撮影した写真はブロマイドと区別するために「生写真(なまじゃしん)」と呼ぶ。
ガヤガヤガヤすることから群衆(エキストラ)のこと。
事故に集まる野次馬やパーティー場面などで背景にいるエキストラのことを呼ぶ。
おのおの自分勝手に話している状態のこと。
空三脚(からあし)カメラが乗っていない三脚のこと。
ガラ入れ(ガラ缶)タバコの吸い殻いれのこと。
赤い色をした缶。足が着いてると便利。映画スタッフはいまだにタバコを吸う人が多い。無いときは余ったフィルム缶を使う。
カラーコーディネイト撮影された画像を作品や監督のイメージに合わせて色を調整する作業のこと。
例えば冬に撮影した景色を「春」に撮ったようにするために、芝生の色だけを抽出して緑色に変色させたりする。
登場人物の心象に合わせて画面全体の色を調整することも多い。
気持ちが沈んでいる場面は寒色系(ブルー)にしたり、愛を感じている場面は暖色系(赤っぽく)させたりする。
カラーコレクションを専門とするスタッフをカラーコーディネイターという。
カラコレ
(カラーコレクション)
カラーコレクションの略で、映像の色彩を調整する作業。
ドラマは時間順に撮影することが少ない。そのため、撮影時間が違うため、つないでみると画面の色合いが違っていることが多いので、同じ色にそろえる時に調整する。
また、夕方の場面を早朝に撮影することもあるため、そんな場合、夕日の赤い色味を加えたりする。

あ行か行さ行た行な行は行ま行や行ら行わ行